アイデンティティ リスク
組織全体のアイデンティティ環境において、アクセスがどのように行われているかをより深く可視化し、理解することによって、アイデンティティ セキュリティを強化し、適切かつ計画的に対応できるようになります。
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ビジネス バリュー
IDとセキュリティの管理を統一
SailPoint Identity Riskは、組織のアイデンティティ セキュリティを拡張、強化するソリューションであり、アクティブな脅威と潜在的な脅威を検出、分析し、対応することにより、積極的にアイデンティティ リスクに対処できます。また、アイデンティティ(ID)チームとセキュリティ チームが連携してアクセス リスクに対処し、セキュリティ保護とコンプライアンス確保のためのアクセス ポリシーを策定、実施することが可能です。SailPoint Identity RiskとSailPoint Identity Security Cloud を組み合わせることで、組織全体のアイデンティティ(ID)の状況を包括的に把握できるようになります。この組み合わせにより、IDのガバナンスの一元管理が可能となり、すべてのアクセス ポイントを継続的に監視、保護する体制を整備できます。
AIや機械学習などの高度なテクノロジを取り入れたSailPointのソリューションによって、潜在的なリスクが重大な脅威に発展する前に、積極的に強力なセキュリティ対策を講じることができます。また、IDチームとセキュリティ チームがシームレスに連携し、組織全体のセキュリティ態勢を強化する一体感のある戦略を取ることが可能なため、サイバー攻撃に対するレジリエンスが向上します。
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アナリスト レポート
Gartner® アイデンティティ ガバナンス管理のマーケット・ガイド:2024年
アイデンティティ アクセス管理(IAM)の業務に携わるセキュリティまたはリスク管理の担当者にとって重要な指針となる、Gartner社が発行しているマーケット・ガイド。現在のIAMを取り巻く環境や傾向に加えて、ソリューションを選定する際に役立つ主要なポイントなどを紹介しています。
レポートを読む![Gartner report](https://sailpoint-digital-marketing.imgix.net/garnter-market-guide.png)
ユース ケース
ID環境を今すぐ強化
SailPoint Identity Riskは、セッション レベルで動作する拡張可能なポリシー ベースの評価エンジンを活用して、継続的に信頼性を検証します。また、人間とマシンによるあらゆるID動作に関して、詳細でコンテキストに即した情報を提供します。これにより、IDチームとセキュリティ チームがシームレスに連携し、脅威をより容易に検出し、減少させることが可能です。SailPoint Identity Riskは、アクセス関連のリスクに積極的に対処することによって、組織のセキュリティ態勢を強化し、コンプライアンス対応を向上させます。
可視性を向上
時系列の可視化により、人間とマシンの両方のユーザー セッションを一つひとつ詳細に把握することで、適切なアクセスを可能にします。
セキュリティ態勢を強化
潜在的なリスクや不要なアクセスを特定して、排除し、アカウント侵害に対する防御を強化できます。
脅威の検出と対応
SaaSワークフローや既存のセキュリティ ツール(SOAR、SIEM、XDR)との連携を通じて、脅威を積極的に検出し、アラートを発信してシームレスに対処できます。
製品パッケージ
SailPointと共に、アイデンティティ セキュリティ対策の道を歩みましょう
SailPointのIdentity Security Cloudソリューションなら、インテリジェントなユニファイド アプローチを使用して、組織全体のあらゆるIDに対して、重要なデータとアプリケーションのアクセス権限をリアルタイムで管理および保護できます。
最適なソリューションを探すFAQ
アイデンティティ リスクに関するよくある質問
アイデンティティ リスクには具体的にどのようなものがありますか?
アイデンティティ リスクとは、組織のアイデンティティ(ID)データの完全性、機密性、可用性を損なわせる可能性のあるすべての脅威や脆弱性を指します。よくある例として挙げられるのは、必要以上に権限を与えられたアカウントです。職務に必要なアクセス レベルをはるかに超える権限を有するユーザー アカウントは、悪意のある攻撃者によって侵害されると、機密データや重要なシステムへの不正アクセスに遭うリスクが高まり、深刻な混乱やデータ漏えいが引き起こされる可能性があります。
また、脆弱なパスワードや初期設定のままのパスワードもアイデンティティ リスクの例として挙げられます。これはブルート フォース攻撃(総当たり攻撃 )の格好のターゲットになります。さらに、退職した従業員のアカウントを有効なままにしているなど、監視されていない孤立した状態のアカウントも重大なリスクとなります。これらのアカウントは検出されず、組織が把握できないため、悪用される可能性があります。組織は包括的なアイデンティティ リスク管理を実践することで、これらのリスクを特定して排除し、ID環境をより安全に保護し、潜在的な脅威から守ることができます。
リスクの識別に欠かせない5つの重要な要素を教えてください。
リスクの識別は、組織のアイデンティティ セキュリティの強化に欠かせないステップです。リスクの識別には、資産特定、脅威評価、脆弱性分析、影響評価、リスクの優先順位付けの5つの要素があります。
1. 資産特定では、人間とマシンの両方のIDを含む、ターゲットになり得るあらゆる資産をカタログ化します。
2. 脅威評価では、内部と外部の両方のリソースから、ID環境の脆弱性を悪用する可能性のある脅威を特定します。
3. 脆弱性分析では、セキュリティ防御のうち悪用される可能性のある弱点を特定します。
4. 影響評価では、セキュリティ侵害による潜在的な結果を評価し、さまざまなリスクの重大度を把握できるようにします。
5. リスクの優先順位付けでは、潜在的な影響と可能性に基づいてリスクをランク付けし、重大度の高い脆弱性から順に解決されるようにします。
これらの5つの要素がアイデンティティ リスクを特定し管理するための包括的なアプローチとなり、積極的でレジリエンスなセキュリティ態勢を実現できます。
リスクの識別の7つの実践方法を教えてください。
リスクの識別は、組織のセキュリティ態勢の強化に欠かせない重要なステップです。次の7つの方法があります。
1. 現在のアイデンティティ(ID)およびアクセス管理(IAM)を総合的に評価して、リスクを特定します。これには、既存のポリシー、プロセス、ツールを評価して、セキュリティ ギャップや弱点を特定することも含まれます。
2. ユーザー行動分析(UBA)を実施して、システム内のユーザーの行動を監視および分析し、異常またはリスクのある行動パターンを特定します。
3. 脆弱性評価とペネトレーション テストを定期的に実施して、攻撃者が悪用しそうな技術的な弱点を特定します。
4. システムおよびアクセス ログを継続的に監視して、リアルタイムで異常を検出します。
5. 脅威インテリジェンスを活用して、組織の最新の脅威と脆弱性を把握します。
6. リスク ワークショップへの参加と主要なステークホルダーへの聞き取りを通じて、組織内の多様な視点から潜在的なリスクの情報を収集します。
7. 既存のセキュリティ システムと連携する高度なツールを使用して、リスクの検出と対応を自動化し、先を見越したリアルタイムのリスク管理を実現します。
この7つの戦略を実践することで、ID関連のリスクを効果的に予測し、軽減することができます。
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アイデンティティ リスクの強化をご希望ですか?
SailPointのソリューションを活用して、全てのIDのアクセス権限の状況を可視化することで、どのようにアイデンティティ セキュリティを強化することができるのかご紹介します。
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