サムスンバイオロジクス

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複数のソリューションを比較した結果、SailPointアイデンティティプラットフォームを採用し、コンプライアンス管理、ライフサイクル管理、パスワード管理を取り入れ手動プロセスをなくし、負担の大きい基幹システムへのアクセスを迅速に実現することを目的としていました。

導入前の課題

  • 手動管理のため時間と労力がかかる
  • 繰り返しのマニュアル作業が発生

サムスンバイオロジクスでは、従業員のアクセス権限申請時は、書面を作成の上複数の承認サインが必要で、管理も手動で行っていました。実際には、権限付与後、書庫に保管された書面を年に一度レビューし、アクセス権限がコンプライアンスを満たしているか、手動での確認プロセスに時間と労力をかけており、繰り返しのマニュアル作業が多いことが課題でした。

そこで、手動プロセスをやめ、コンプライアンスを確保しながらアイデンティティを包括的に管理するためのより効率的な方法を探していました。

ソリューション

導入初日からすぐに利用でき、アイデンティティアクセス管理のプロビジョニング要件に対処し、法規制への遵守をシステムで実証しながら一貫したコンプライアンスを徹底しました。

自動のアクセス権申請・付与機能により、最大の課題であったマニュアルプロセスを排除し、数時間かかっていた申請・付与プロセスを平均15分まで短縮して従業員の生産性向上に寄与しています。

また、従業員のライフサイクル管理を自動化し、新入社員には業務に必要な主要アプリケーションへのアクセス権限がすぐに付与され、スピーディな業務開始を実現しました。

それ以外にも、年に一度、3か月にわたり手動で実施していたID棚卸・アクセス権の棚卸作業を、本ソリューション導入によるプロセス自動化で1か月まで短縮しました。パスワード管理機能により、従業員が自身でパスワードを変更・管理でき、ヘルプデスクへの依存を下げ、セキュリティと業務効率が格段に良くなりました。

業種

製薬業

SailPointのおかげで法規制への遵守をシステム的に実証できるようになった他、タイムリーなアクセスによる業務効率の改善を実感しています。特に、上長は自分のチームそれぞれ何にアクセスできるかを一か所で確認・レビュー・承認することが可能となりました。

サムスンバイオロジクス 品質システム担当 プロジェクトマネージャー
Tyler DongwooHong氏