ゼネラルモーターズ
新たなアイデンティティ管理プラットフォームの導入により、リスクに基づきアクセス権の棚卸ができるAI機能でアイデンティティ・プログラム成功のための強固な基盤を構築することに期待していました。
導入前の課題
- 在宅勤務におけるライフサイクル管理への対応
- マニュアルでのID棚卸作業への疲弊
ゼネラルモーターズでは、2020年のパンデミックにより従業員の90%以上が在宅勤務となりました。そこで、従業員がオフィスとリモート環境で同レベルのアクセス権を持てるように、入社・異動・退職のライフサイクル管理の自動化が課題でした。
システムの観点からは、ディレクトリの統合と機能強化に関するソリューションや、プロキシとゲートウェイを迅速に導入する必要性を感じていました。
また、米国標準技術研究所(NIST)のフレームワークを使い、プログラムの実装がどの程度進んでいるか、自社評価を行うことへの課題や、マニュアルでのID棚卸作業に伴う労力も解決したい問題でした。
ソリューション
すべてのシステム管理を単一プラットフォームに統合することを実現しました。
これまではマネージャーが手動で権限申請を承認していましたが、どのユーザーがどのシステムにアクセスできるか、リスクレベルはどの程度か、同グループの他メンバーはアクセスできるか等の情報が可視化されたことにより、リスクに基づきライフサイクルの自動承認が可能となり、マネージャーは改革目標や企業目標達成に集中できるようになりました。
NISTのゼロトラスト実装プロジェクトメンバーであるSailPointと基盤作りに取り組むことで、NISTフレームワークの概念と意義に従ってアイデンティティ管理設計および展開が可能となりました。
業種
製造業
従業員数
本社を米国ミシガン州デトロイトに置き、100年以上にわたり自動車製造を行っています。従業員は世界中で15万5,000名以上です。
生涯にわたりお客様を獲得するためには、強固な基盤を築くことが何よりも大切であり、それをSailPointと実現しています。
ゼネラルモーターズ
アイデンティティアクセス管理 ディレクター
Tray Wyman氏